乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
若年性乳がん

乳がんと年齢の関係

「乳がん」を発症する人は近年増えてきておりまして、それに伴って発症しやすい年代のピークとされていた40代後半という概念も変わってきております。
女性であれば若い人からお年寄りまで、全年齢で乳ガンは注意しなければいけないのです。

乳癌を発症しやすい年齢とは?

日本では30代後半から発症する人が増え、40代後半から50代前半に発症する人が多いと言われておりました。

そして50代後半ともなると、年齢を重ねるごとに発症数は減少していくのが、データとしてありました。

乳がんでも高齢化が進んでいる

女性ホルモン依存性が高くなる乳癌は、閉経によりエストロゲンの分泌量が減ることで発症する危険性は低くなると考えられておりました。

しかし、アメリカでは閉経後の発症が多く、乳癌は60歳以降に多い病気という概念があります。

そして近年では、日本では50代後半、60代前半に乳癌を発症する人が増えてきているのです。人口比率に合致しているとも考えられますが、何らかの影響を受けていると考えられます。

以下の表に現在発表されている罹患者数の統計から割り出した、年代別の乳がん発症者数の割合を記します。

年代別の乳がん発症者数の割合
年度 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代
後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半 前半 後半
1975 3 4 7 13 18 13 9 11 9 5 3 2 1
1980 1 4 9 14 16 15 12 10 7 6 3 2 1
1985 1 4 9 13 15 14 12 10 8 6 4 2 1
1990 1 3 7 15 16 12 11 11 9 6 5 2 2
1995 1 2 5 11 20 13 11 10 10 7 5 3 2
2000 1 2 5 8 15 16 12 11 10 8 6 4 3
2004 1 2 5 8 12 13 14 13 10 8 7 4 3

※表内数値の単位は%(総発症者数に対する割合)

ホルモンと脂肪の関係

閉経後のエストロゲン分泌量減少にも関わらず乳癌を発症してしまう原因としては、卵巣からのエストロゲン分泌は減るが、副腎からのアンドロゲンという男性ホルモン分泌量が増えます。そして、アンドロゲンは脂肪に含まれるアロマターゼという酵素と合わさることで、エストロゲンとなってしまうことが分かっております。

閉経の年齢が遅くなり、エストロゲンの影響を受ける期間が長くなるという要因もかんがえられ、もちろん乳ガンと肥満の関係は脂肪に含まれるアロマターゼだけではありませんが、閉経後の肥満にはさらなる注意が必要なのです。

若い人に増えている? 若年性乳がんの怖さ

病気と食事には深い関係があります。元々野菜や魚が中心だった日本の病気と、肉中心のアメリカの病気では少なからず質が違いました。

そもそもの体質の違いなどもありますが、乳がんの発症しやすい年齢が、日本では40代、アメリカでは60代とされるのには、少なからず閉経後の脂肪による働きなどが関係していると考えられます。

食事の変化による発症年齢の変化

いくら食の欧米化といえど、和食を一切食べないということは、日本にいる時点でなかなか無いと思います。

自分が小さい頃の家ではどんな食事を食べていたか考えてみると、「乳がん」に影響を及ぼすとされている動物性脂肪が体にどれだけ蓄えられているか分かると思います。

2010年現在では高齢者に乳ガン発症者数が増えているのは、食事内容が切り替わった年代の人なのではという意見があります。

乳ガンの低年齢化が進む!?

だいたい35歳ぐらいまでに発症した場合、「若年性乳がん」とされるそうです。 30年前に30代だった人と、現在30代の人の生活スタイルを比べると、まったくといって良い程違うと思います。

もっとも影響が大きいとされるのが食事であり、小さな頃からジャンクフードに慣れ親しみ、ビタミンやミネラルなどの必須とされる栄養が、若い人は特に足りていないと言われております。

実際にインターネットで「若年性乳がん」で検索すると、若い人で乳癌を発症した人の体験談を綴ったブログなどが、多数あることがわかります。

さらに今後は小さな時から洋食を中心とした食事のみを食べてきた世代が出てきます。乳癌発症者数が増えるうえに、20代後半から30代前半にかけての世代にて、「乳がん」を発症する人が増えるのかもしれません。

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