乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
自己検診,乳がん

月1自己検診のススメ

乳がん罹患者の約8割の人が、自分で胸にシコリをみつけ病院での診察を受け、乳癌と発覚しているそうです。
定期的な病院でのマンモグラフィ検診はとても有効ですが、それ以上に自己検診をすることが大切なのかもしれません。

乳がん進行速度(成長速度)と検診の間隔

厚生労働省からは2年に1度のマンモグラフィ、超音波(エコー)による検診が有効とされております。

もちろんマンモグラフィなどは触診では感じられない、小さなシコリや石灰化を発見することができますが、2年に1度という感覚で大丈夫なのでしょうか?

1年間で倍の大きさに!

「乳がん」は他の癌に比べると癌細胞の成長速度は遅いと言われております。一般的には5mmのシコリは1年後には1cmに、さらに1年後には2cm、また1年で4cmと、1年間で倍のサイズになるといわれております。

もちろんこれは一般的な意見であり、ホルモンの影響や様々な要因により、人によってはたった数カ月で倍以上の大きさになってしまう人もおります。

早期発見にも繋がる自己検診の習慣化

定期的に自分でシコリを確認している人は、していない人に比べ、セルフチェックによりみつけることができるシコリの大きさに違いがでるそうです。

毎月行っている人では5mm程度のシコリでもみつけることができるが、全く自己検診を行っていない人は2cmから3cm以上の大きさでなければ、みつけることが出来なかったという調査結果があります。

今日から始められるセルフチェックの方法

遅いと言われている乳ガンの成長速度でも、定期的な検診だけでは絶対の安心を得ることはできないといえます。

スクリーニング検査とも呼ばれる自己検診を行うことで、大切な胸を守ることができるかもしれません。

見た目と触っての乳がん自己診断

自己検診の方法は、病院での検診で行われる視触診と同様に、目で見ることと、触ることにより行います。

本来であれば、一度病院で検診を受け、その際に医師に自己検診の方法を教えて貰うことが望ましいと思います。

鏡を使って目で見てチェック

鏡の正面に立ち、手を真っ直ぐにおろした状態、手を腰に当てた状態、手を頭の後ろで組んだ状態を基本姿勢とし確認します。

さらに前かがみになったり、胸を反らしたり、また鏡に対して横向きになったりし、乳房の状態をチェックしましょう。

確認するポイントとしては、左右の乳房の大きさや形の違い、腫れていたり窪んでいないか、皮膚の状態としてシワ、湿疹や炎症、色が変わっていたり、毛穴の目立ちなどを確認しましょう。

乳房と同様に乳輪、乳頭部分も見た目を確認し、分泌物が乳頭から出ていないかのチェックも大切です。

シコリを触って確認しましょう!

乳房を滑らすようにチェックすることから、お風呂に入っている時が確認しやすいと思います。

日常的に体を洗う際に、タオルなどではなく手で直に胸を洗うようにすることで、毎日チェックすることも出来るようになります。中にはバストアップになるということで、マッサージも一緒に行っている人もいるそうです。

何事もポジティブに楽しんでやるのが、続けられる秘訣なのかもしれません!

チェック姿勢と確認方法

片方の腕(左腕)を頭の後ろで組んだ状態に上げ、もう片方の腕(右腕)で上げている腕の方(左)の乳房のチェックをします。片方の胸のチェックが終わったら、腕を入れ替えて、もう片方の胸をチェックします。

確認する手は、指を真っ直ぐに伸ばした親指を抜かした4本で指の腹を中心に使い行います。

渦巻き状に確認

乳頭を中心として、指を「の」の字を描くように回し、乳房の中心から外側に向けて渦巻き状に指の腹と肋骨で乳房を挟むように押しながら動かして、シコリをチェックします。

格子状に確認

指を乳房の外側から内側に、上から下へと、横と縦に滑らしてシコリがないか確認します。

仰向けの状態での確認も有効です

お風呂では難しいのですが、寝る前などに布団の上で、上に紹介した渦巻き状、格子状に指を動かしてのチェックをしてみましょう。

立っている状態とは違った触感であることが分かると思います。

分泌物とリンパ節のチェックも怠らずに

乳房と乳頭を絞ように触ることで、乳頭から分泌物が出ないか確認しましょう。 また腋の下にあるリンパ節も腫れていないかも一緒に確認するように心掛けましょう。

自己検診に適しているのは生理直後

自己検診は、毎月1回は最低行うことが望ましいとされております。 女性は月経を迎えると乳房が張ってしまいます。普段と胸の感じが違うため、せっかく自分でチェックしたとしても、正確に確認することは難しくなってしまいます。

月経後半から直後が、胸の張りが引いてシコリをチェックするのに適している時期とされております。

記録に残すことも大切です

せっかくチェックしたのですから、メモやノートなどに自己検診結果を書き残しておくようにしましょう。

チェックした日付、乳房、乳頭の形、ヘコミなどの見た目、触った際の硬い部分や違和感のある部分を、絵を使って記録しておくことをお勧めします。

触りすぎて「乳がん」にならない?

自己検診のために乳房を触ったからといって、逆に乳ガンになり易くなるということはありません! 月に1度はあくまで目安であり、出来る人は毎日チェックしても問題ありません。

「胸の大きな人は乳癌になりやすい」「家族に乳癌発症者がいないから自分は大丈夫!」など、なんら根拠のない間違った知識に振り回されないようにしましょう。

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