乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
再発,乳がん

再発予防は治療の段階から始まっています!

乳房切除術により乳腺を全て切除したとしても、他の癌と同様に「乳がん」でも再発の危険性があります。
生存率にも関わる、乳癌の再発に関して予防療法などを確認しましょう。

再発予防は治療の段階から始まっています!

乳がんの治療のページにて放射線、抗がん剤、ホルモン剤を用いた治療法をご紹介しました。

手術にあたって癌細胞を小さくするために用いられた化学療法は、そのまま術後の再発防止にも有効となります。

再発と転移の違いとは?

乳ガンにおいて再発とは、切除した乳房側の近くの部位に癌細胞が出現することをいいます。

手術をしていない乳房(健側)に乳ガンによるシコリができた場合は、転移とみなされる場合もあるそうです。

放射線療法で取りきれなかった癌細胞を消す

温存療法とセットで利用される放射線治療は、癌細胞の周りの正常な細胞も切除したにもかかわらず、正常細胞に潜んでいる微細な癌細胞の取り残しの可能性を考え利用されます。

マンモグラフィにより小さなシコリや石灰化が確認出来るとはいえ、細胞レベルで癌化していることまでは確認できませんので、周辺の細胞の微細な癌化に効果を発揮します。

抗がん剤は転移予防にも繋がる全身療法

錠剤などによる経口摂取や、点滴などにより利用される抗がん剤は全身に作用することから、乳房周辺だけでなく骨や内臓などに転移している可能性がある、乳がん細胞の活動を弱め消滅させることも期待できます。

もちろん副作用という問題はありますが、ホルモン依存性が陰性の場合の全身療法としては、抗癌剤による再発予防が効果的なのです。

ホルモン療法はホルモン依存性乳ガンに最適!

乳癌細胞の6割強は、女性ホルモンであるエストロゲン受容体を持ち、体内で生成されるエストロゲンと合わさることにより、増殖・活性化するという特徴があり、その場合をホルモン依存性乳ガンといわれます。

もちろん体内の全ての乳癌細胞がホルモン依存を持つということは無く、ホルモンの依存性の無い(陰性)癌細胞も混在しております。

手術による生検や、切除した癌細胞からホルモン依存性を確認することができ、陽性と確認された場合には、ホルモン剤を用いた予防治療が有効となります。

若い人の場合にはホルモン依存性乳癌だとしても、抗がん剤による予防がメインとなる場合もあります。

生活習慣の見直しが再発予防に繋がります!

薬などによる予防と共に、自分の生活を正すことが予防となります。

肥満、ストレス、喫煙、過度の飲酒など、乳癌の原因となり得る要因は多数あります。ご自身の生活を見直して、改善に努めるようにしましょう。

我慢だけが予防ではありません!

肥満を解消するためにダイエットに励むことは良いことですが、無理をすることがストレスとなってしまった場合、総合的に見て再発予防に繋がるかは疑問です。

常に病気のことを考えている事自体が、ストレスとなってしまうこともありますので、何事もバランスを保つことが大切です。

人それぞれの予防法があります

料理が好きな人の中には、ヘルシーな凝った料理を時間を掛けて作ることが、ストレスの発散になるという人がいます。もちろんそれはダイエットにも繋がります。

適度な運動は乳がん意外の病気予防に繋がりますし、何より美容に最適です。旅行や温泉が好きな人、最近流行っている登山なども良いと思います。

手術により癌は取り去ったのだとポジティブに考え、予防に繋がる好きなことをみつけてみてはいかがでしょうか。

手術後の検診が欠かせません!

健側の乳房の自己検診はもちろんですが、病院での検診は再発や転移を確認するために必須となります。

術後2年ぐらいは年に3回の検診が目安とされております。その後半年に1回、1年に1回と検診の回数が減り、そのサイクルが10年間続けられるのが一般的です。

再発時の早期治療のための検診

再発率が最も高いのは、手術をしてから2年以内と言われております。そして再発した人の約8割が5年以内という統計があります。

もちろん検診により初期段階で乳癌を発見する可能性は高くなりますが、検診を受けているからと安心せずに、自分の体に興味を持ち、自ら予防・発見に心がけることが大切なのです。

  • <乳がんを知ることから始める>原因・症状や検診/治療方法など
  • <保険の有効性を知る>乳がん検診の費用・がん/女性保険の特徴など
  • <乳ガンに関するコラム>男性のケース・再発・自分で検診方法など