乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
最新治療法

最新治療法による体にやさしい「乳がん」治療

医療技術が進歩することにより、マンモグラフィやエコー検査などにより「乳がん」は早期発見出来るようになっております。
検査方法と同様に癌細胞を取り除くための治療方法も、新しい手法が確立され、より体への負担は減ってきているのです。

内視鏡手術で傷を最小限に留める

現在乳ガンの手術として主流となっている乳房温存手術でも、乳房の形を残すことはできますが、比較的大きな傷が残ってしまいます。

しかし手術に内視鏡を用いることで、最小限の傷で癌細胞を取り除くことが可能なのです。

乳房の皮膚を残すから再建時の仕上がりが綺麗

内視鏡手術では、腋の下と乳輪にそって2cm程度切り開き手術が行われます。2箇所切開することにより乳腺組織全てを取り除くことができますので、皮膚組織まで癌細胞が湿潤していなければ温存療法が適用されない人に対しても、手術を行うことができます。

乳房の皮膚部分を残して、癌細胞と一緒に湿潤の可能性がある乳腺組織や脂肪などを取り除きます。乳房切除手術の皮下全乳腺切除術と同様の手法を少ない傷で行うことができるのです。

美容と再発率の低さというメリット

乳房の皮膚が残っていることから、再建時は傷も少ないことから、手術をしたことを忘れるぐらい自然な仕上がりになるそうです。

また乳腺組織を全て切除する場合には、同乳房内での日本の再発率と比べると10%程度と低いという結果が出ています。

切らずに癌細胞のみを死滅させる!

基本的に「乳がん」では外科手術が必要とされますが、体にメスを入れずに大きな傷を残さずに癌細胞を根絶させる治療法が存在します。

新しい技術なので術後の再発リスクに関しては、現在も研究、経過観察が行われておりますが、女性にとっては手術による傷跡という不安材料が無くなることから期待されております。

ラジオ波熱凝固療法は傷跡が少ない治療法

癌細胞は熱に弱いという特性があり、それを活かして乳房から注射のように針を直接癌細胞に刺して、電磁波により癌細胞を焼き尽くしてしまうという治療法です。

治療自体は1時間もかからずに終わり、傷は針を刺した程度、乳房の変形なども無いとされております。

肝臓がんの治療に対しては保険が適用されますが、「乳がん」の治療に際して現在はまだ保険適用外で自由診療となってしまいます。しかし自由診療にて既に数百件の症例数があり、再発例も確認されておらず、体と心への負担も少なく予後は良好とされ、乳がん治療における保険の承認が期待されております。

凍結療法で痛みと傷を減らす

ラジオ波熱凝固療法と術式が似ておりますが、癌細胞を超低温により破壊する方法が凍結療法です。

現在はまた1cmぐらいのシコリでなければ、適用することが出来無いそうですが、今後の研究開発により、大きなシコリでも適用される手法となる可能性が高い技術です。

集束超音波療法での日帰り乳がん治療

体外から超音波を患部に収束させることにより、癌細胞を焼却することができる治療法であり、子宮筋腫の治療には既に利用されております。

麻酔すら使用しないため、体の負担が少なく日帰りでの治療も可能とされております。

ラジオ波熱凝固療法よりも高額とされており、自由診療にて実際に治療も行われておりますが、現在も研究が続けられている、これからの治療法と見込まれております。

小線源治療で体内から放射線を照射

放射線治療といえば外部からのX線を照射する外部照射が一般的ですが、前立腺がんなどに用いられている小線源療法が乳癌にも有効であると分かっております。

効果の高い放射線治療にもデメリットがあります

放射線外部照射治療は再発の危険を防ぐという効果は高いのですが、治療に時間がかかったり(5〜6週間平日に毎日通院が必要)、皮膚に影響を与えること、また万が一再発した場合には乳房温存術ができなくなるといったデメリットがあります。

シコリのあった付近に直接照射できます

それに対して小線源治療では、癌細胞でありシコリを取った部分にマンモサイトという機器を入れることにより、癌細胞のあった付近に体内から放射線を照射することができます。

皮膚に影響を及ぼすことが無いことから、乳房再建を行う際に乳房の膨らみを作る場合に、放射線による障害がなくなり、自然な乳房を再現することが可能となります。

治療期間は外部照射の5分の1!

放射線の照射量は規定されておりますが、癌細胞のあった付近に限り照射する場合は、多くの放射線を照射しても問題無いとされていることから、外部照射よりも短期間での治療が可能となっております。

小線源治療の場合では、癌細胞摘出手術の経過によっては、手術した当日から放射線治療を行うことが可能であり、5日程で治療を終えることができるのです。

アメリカでは20年以上前から行われている技術ですが、日本では乳がんの治療に対しては、保険が適用されなく、今後の保険の承認が待たれる治療技術といえます。

  • <乳がんを知ることから始める>原因・症状や検診/治療方法など
  • <保険の有効性を知る>乳がん検診の費用・がん/女性保険の特徴など
  • <乳ガンに関するコラム>男性のケース・再発・自分で検診方法など