乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
治療

全切除から体に優しい治療法へ

乳がんの治療といえば、真っ先に手術が浮かぶと思いますが、手術以外にも治療法はあります。手術の種類などは別ページにてご紹介しますので、このページでは様々な治療方法を確認してみましょう。

治療法を選択するには早期発見が必須条件

現在でも症状が進んでしまっている「乳がん」に対しては行われておりますが、少し前までは乳がん診断を受けた場合には、乳房全体とリンパ節を全て外科手術にて切除するのが一般的でした。

「乳がん」の完治・再発予防に欠かせない治療法

しかし、全切除は体の負担はもちろんですが、心への負担も大きいという問題がありました。

マンモグラフィなどにより比較的初期段階の症状で、乳癌が発見されるようになったことから、現在では手術と合わせて様々な治療方が用いられております。

小さい癌細胞などの場合は、手術をせずに完治する可能性もあり、再発予防に対しても必須なのです。

放射線治療は局所療法で効果が高い!

他の癌治療と同様にX線を外部照射(皮膚の上から)することで、癌細胞が通常の細胞に比べ放射線の影響を受けやすいという特性を利用し、癌細胞のみを死滅させることを目的として行われるのが放射線治療です。

手術のページにてご紹介する乳房温存手術と組み合わせて行われ、乳房温存療法とされ現在の治療方法の主流となっております。

進行性の癌や、再発防止にも効果的とされており、乳ガンに対しては有効な治療法とされております。

放射線治療方法

1日に1、2分の放射線照射を1週間に5回、それを5週間から6週間続けて行う必要があります。手術を行った場合には、術後3週間程から放射線治療が開始されます。手術では取り除くことができない微細な癌細胞を消滅させることが期待できます。

比較的軽い副作用

放射線と聞くと重度の副作用を思い浮かべがちですが、部分照射になりますので、重篤な副作用などはありません。

放射線を照射した部位の炎症が代表的ですが、日焼けと同程度の影響であり、治療後1年程度で元の肌に戻ります。

しかし、皮膚の乾燥度合いが照射していない皮膚と比べると強くなりますので、皮膚の伸びが悪くなり再建時に障害となる場合があるそうです。

極稀に肺炎や肺線維症、また肋骨の骨が弱くなるなどの症状が出る人がいるそうです。

放射線治療方法

1日に1、2分の放射線照射を1週間に5回、それを5週間から6週間続けて行う必要があります。手術を行った場合には、術後3週間程から放射線治療が開始されます。手術では取り除くことができない微細な癌細胞を消滅させることが期待できます。

放射線治療を受けられない人

同一箇所への放射線照射量が決まっていることから、他の病気などにより既に胸部へのエックス線照射を行っている人は、放射線治療を受けることができません。

また、妊娠中の人や膠原病を患っている場合も放射線治療を受けることはできません。

抗がん剤(化学療法)は癌細胞を小さく・少なくする全身療法

癌の治療をイメージして真っ先に浮かぶのが、抗がん剤を利用した治療法だと思います。

骨や臓器など広範囲に渡って転移が確認されている場合や、乳房温存療法を行うために癌細胞を小さくする目的として利用されます。

放射線治療と同様に、正常な細胞よりも癌細胞に効く抗がん剤を定期投与することで、正常細胞のダメージを減らしつつ癌細胞へダメージを与えることができます。

抗がん剤による治療における1サイクル

抗がん剤は正常な細胞にも少なからず影響を及ぼします。そのため治療は、薬を投与・服用する時期(1クール)と、休ませる時期に別れまして、合わせて1サイクル、1クール、または1ステージと言われます。

多くの場合はそのサイクルを5回程度繰り返し行われます。

副作用の軽減が図られてきています

癌細胞だけではなく正常な細胞にも作用することから、強い副作用をイメージする人も多いと思います。

現在では副作用を抑えるための薬や、一種類の抗がん剤のみを利用することによる強い副作用を防ぐために、副作用の違う抗がん剤を複数利用する場合があります。

副作用の出方は、使用している薬、また個人差などもありますが、脱毛、吐き気、下痢、手足のしびれ・むくみや痛み、関節痛や筋肉痛、また感染症やアレルギーなども懸念されます。

ホルモン療法で癌細胞が増えるのを防ぐ

「乳がん」を発症した人の約6割がエストロゲン・プロゲステロンなど女性ホルモンの影響を受け癌細胞が増殖すると言われております。

女性ホルモンに対して作用するホルモン療法

直接癌細胞に作用する訳ではなく、体内で作られるエストロゲンの量を減らすことで、癌細胞とエストロゲンの結合を阻み、癌の活性化を妨げる効果が期待できます。

全ての癌細胞がエストロゲンの影響を受ける訳ではありませんので、抗がん剤治療と並行して行われることが多いようです。

エストロゲンの正常作用と治療による副作用

エストロゲンは体内で様々な作用をもたらす必要な成分であり、薬で生成量を減らすことにより副作用が発生することが考えられます。しかし抗がん剤に比べ副作用は少ないと言われております。

主な副作用としては、不安感が増したりイライラしたりする精神的な症状や、体温調節機能がスムーズに行われない、血栓が出来やすくなったり、高脂血症などの症状、骨粗しょう症や関節痛などもあるそうです。

体内で生成されるホルモン量は、個人差はもちろん年齢によりも違いますので、それと同様に副作用の出方も違うそうです。

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