乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
症状

症状を知らなければ乳がんの発見が遅れます

乳がんの症状として誰でも知っているのが「しこり」です。検診を受ける人が少ないことから、大半(8割近く)の人は、自分で胸にシコリがあることに気付き、病院での診察を受け「乳がん」だと診断されているそうです。

「しこり」だけじゃない乳癌の症状

乳ガンは痛みを生じない癌だと聞いたことはありませんか?確かに乳がん罹患者の多くは痛みや痒みなどの症状を訴える人はおりませんが、「痛いから乳癌じゃない!」という訳ではありません。

痛みを訴える人もおりますので、まずは少しでも違和感がある場合は注意深く症状を確認するようにしましょう。

シコリの大きさや硬さなどの特徴

乳房のシコリで診察を受ける人の半数以上が、2cm以上の大きさのシコリだという統計があります。2cmといえば1円玉の直径でありますので、目で見ると大きいと感じると思います。

乳癌のシコリは自分でも注意して触ることで5mm程の大きさから確認することが出来るようになると言われております。しかし気付くには普段から自己診断として、シコリが無いか触り、自分の胸の普段の状態を知らなければいけません。

時間の経過と共にシコリは大きくなりますので、小さいシコリが乳がんの一般的な初期症状といえます。

乳がんのしこりは硬いという特徴があります。またシコリはデコボコでトゲがあるようにギザギザに感じることもあるそうです。弾性があり押すと多少動くという特徴もあります。

乳房にシコリのある病気

「しこり」があったからといって必ず乳癌であるということはありません。乳房にシコリが生じる病気は他にもあり、乳腺症や乳腺線維腺腫などがあります。

乳腺症のシコリは柔らかいとされておりますが、乳腺線維腺腫は硬く弾性もあることから乳癌と勘違いしやすくなります。

胸を触ってみて、ゴリゴリとした腫れ・コブのような物を感じたら、不安を取り去るためにも医師の診察を受けるようにしましょう。

ちなみに何らかの症状がある場合は、保険適用となりますので、マンモグラフィやエコー検査なども自己負担検診時の料金よりも安くなります。

シコリ(乳癌)ができやすい場所(部位)があります!

乳ガンは乳房の乳頭を中心として、上部分にできやすいと言われております。特に上の外側に発生する確率が高く半数とも言われております。次に多いのが上の内側で25%程とされます。

下半分も外側の方が発生確率は高いのですが、上半分に比べると低く、外側では10%程、内側は5%程度。また乳頭の近くや全体に及ぶ癌は数パーセント程度とされております。

乳房のえくぼ(陥没)など皮膚異常

湿潤した癌細胞が皮膚の近くまで達していると、皮膚に影響をきたします。皮膚が陥没しくぼみなどができることがあり、また発疹ができ乳房全体に広がる炎症性乳癌では、熱を持つ場合もあります。

乳頭からの分泌物に注意

乳頭から血や茶褐色の液体などが出る場合は「乳がん」の可能性があります。しかし無色やミルクのような白い液体が出る場合もあるので、診察を受けるようにしましょう。

乳頭から分泌物が出る場合、ホルモンバランスが崩れている場合や、乳管内乳頭腫、乳腺症など他の病気の可能性もありますので、シコリと同様に乳癌と決めつけることはできません。

乳頭や乳輪の異常

乳頭・乳輪部分がただれたり、びらん(皮膚が剥がれた状態)になる場合があります。また乳頭が陥没したり形が変わってしまうこともあります。

リンパ節の腫れ・シコリ

「乳がん」はリンパ管により他の部位に広がり転移してしまいます。そのため腋の下にあるリンパ節が腫れたり、シコリのような物を感じる場合があります。

皮膚のひきつれ・ツッパリ感

シコリを感じる前に、腕を上げたりと動かした場合に、皮膚が突っ張る感じがすることに気付く人もいるそうです。微妙な違和感ですが、自分の感覚を信じることが早期発見に繋がる場合もあります。

自己判断の危険性

一般的な症状をご紹介しましたが、症状の現れ方には個人差があります。

大切なのは普段との違いを見極めることです。毎日お風呂に入る人であれば、体を洗う際には必ず胸に触ると思います。自分の体のことですので普段から関心を持つようにしましょう。

本当に気のせいなのでしょうか?

「何か硬い気がする〜」「ちょっと痛い〜」「つっぱってる気がする〜」違和感を感じても「気のせい!」の一言で済ましていませんか?

新しく買ったバッグや靴などは、ちょっとしたことでも気になって店に問い合わせしたりしますが、自分の体だと「大丈夫!」と決めつけてしまう人は多いと思います。

病院に行くのが面倒だったり、胸のことなので恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、バッグなどと違い換えの効かない体のことなのですから、「気のせい」で済ませずに専門家(医師)に相談(診察)するようにしましょう。

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