乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
検診

検診により早期発見できれば「乳がん」は怖くない!

「乳がん」は早期発見することで、感知する確率が高くなります。癌細胞の広がりが少ないことから治療方法を選択することもでき、治療後の生活への影響も少なくて済みます。
日々の自己診断はもちろんのこと、早期発見のためには定期的な検診を受けるようにしましょう。

検診の必要性・有効性は国も認めています!

日本では1987年から30歳以上を対象として乳がん検診を行ってきました。しかし、2004年にがん検診制度の見直しを行い、対象年齢を40歳以上と規定してしまいました。

原因としては30歳代の人に対しての、検診による発見率が思うように上がらなかったためとされております。

40歳未満の人は検診を受けなくて良いの?

「乳がん」は30歳を境に発症者数が増加します。それは統計データより分かっている事実であり、国の方針に関わらず検診により「乳がん」が発見されている女性も多くいるということです。

自分の体のことですので、40歳という規定にこだわらず、20歳を過ぎたら乳癌に関することを調べ、30歳ぐらいでは自己負担でも検診に行くべきだと思います。

適切な検診の間隔は?

ほとんどの自治体では国の方針に従い40歳以上の人に、2年に1度の検診を推奨しております。様々なメディアにて乳癌の怖さと検診の必要性が衆知されているにも関わらず、受診率は20%程度しか無いそうです。

乳がん発症率は年齢により違いますので、検診の内容・間隔と共に、年代に応じて受けた方が良いとする意見もあります。

40歳以上の人が2年に1度はマンモグラフィ検査を受けるというのは、検診における最低ラインと考えた方が良いということです。

乳がん治療は早期発見により完治する確率が非常に高くなります。自主的に健康診断、定期健診として1年に一度受けることを検討してみましょう。

検診にかかる料金(費用)は?

40歳以上の人は、お住まいの自治体より検診が行われており、隔年にて受けることができます。料金は無料の自治体もありますが、1000円から2000円程度にて受けることができます。

40歳未満の人や、40歳以上の人でも毎年受けたい人などは、自治体からの助成外になり自己負担での受診となります。

病院により費用は違いますが、概ね1万円前後を設定している病院が多いようです。5000円程度でマンモグラフィや、超音波(エコー)などの検診を受けることができる病院もあります。

乳腺外来や乳腺外科などの専門医を有している病院も有りますし、婦人科にて検診を行っている医療機関もあります。まずはかかりつけの病院で検診を行っていないかを確認してみましょう。

家族の病歴などを考慮して毎年受けてみるのも良いと思います。

乳がん検診の内容を知りましょう

必要性や料金などはわかりましたが、実際に検診にてどのようなことをするのか分からないと不安だと思います。簡単ではありますが検診の種類をご紹介します。

問診・視触診

問診の内容は病院により違いますが、婦人科などの問診と似た内容となります。

検診経験の有無、出産経験の有無、月経の状況、自身の病歴、癌(乳がん)家族歴、初潮・閉経の年齢などは直接「乳がん」に関連のある内容となります。他にも手術歴や現在服用している薬など一般的な問診も行われます。

視診は乳房の状態を目視で確認します。乳房の左右の大きさや皮膚感、乳頭からの分泌物などを確認することができます。

触診は専門医による「しこり」の確認が主になります。乳ガン特有の乳頭からの分泌物のチェックなども有効です。

マンモグラフィ検査

乳ガン早期発見に有効とされているマンモグラフィを使った検査は、テレビなどで内容を知っている人もいると思いますが、乳房を平らにした状態にて放射線を用いたレントゲン(X線)撮影により、触診では確認できないシコリを発見することを目的としています。触診での確認が難しい乳管内の癌細胞、石灰化などを発見するのに最適であり、乳ガン初期段階での発見に適しています。

片方の乳房ずつ撮影が行われまして、2方向から撮影するのが一般的です。よって計4回撮影が行われます。

早期発見に最適なマンモグラフィですが、若い女性の場合は乳腺と石灰化の判別が難しいというデメリットもあるそうです。

乳房を平らにする際には、ある程度の痛みを伴います。そのため痛そうだからマンモグラフィ検査をしたくないという人もいるようです。しかし多くの体験者は「我慢できないような痛みではない。」と言い、今後もマンモグラフィ検査を受けたいと思うそうです。

石灰化とは?

乳管内に発生した癌細胞が集中増殖することで、中心部分の癌細胞に栄養が滞ることから壊死してしまい、そこにカルシウムが沈着した状態のことをいいます。

必ずしも癌であるということではなく、良性のものもありますので、確認のために精密検査が必要となることがあります。

超音波検査(エコー検査)

乳房に対して超音波をあて、コンピュータにて画像変換した乳房断面像を確認することができる検査です。

マンモグラフィと違い放射線を使わないので、妊婦さんも受けることができ、ゼリーを塗りプローブと呼ばれる機器で乳房をなぞるだけなので痛みはありません。

小さな石灰化を発見することは難しく、また癌細胞を発見出来るかは検査員の技能にかかっています。

乳腺によりマンモグラフィでの判別の難しい若い人に有効とされており、マンモグラフィと同時に行うことで検査能率を向上することができます。

検査費用が安いということもありますので、毎年検診を受ける人も増えているそうです。

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