乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
原因,乳がん

原因とされる危険因子を知る

残念ながら「乳がん」になる原因というのは未だに解明されておりません。しかし絶対的な原因とは言えませんが、乳がんになる可能性のある危険因子は多数分かっております。
少しでも発症の原因を抑えて、普段から予防に努めましょう。

危険因子を減らすことが自然と「乳がん」の予防になります

明確な原因が特定されてなく、多数の要因が危険因子とされておりますので、悪いとされることを避ける・しなければリスクを減らすことができるという考えが、現在の乳がん予防法です。

乳房の発達には、思春期(第二次性徴期)における卵巣発達に伴う女性ホルモン(エストロゲン)が深く関係しております。

そして、「乳がん」にもエストロゲンは関連が強く、女性ホルモンに関係のある発症要因が多くあります。

努力ではカバー仕切れない部分もありますが、できることを少しでも実行してみてはいかがでしょうか。

年齢により違う発症率

乳癌のみにいえることではないのですが、癌自体が加齢により発症する可能性が高くなる病気とされております。

国立がん研究センターの統計情報より、30歳を境に癌を発症する人が増え、50代から60代にピークを迎えます。基本的には年齢を重ねるごとに発症の割合は高くなります。

癌を発症する人は年々増えておりまして、「乳がん」を発症する女性も増えております。現在確認できるデータでは、発症者数は年間5万人を超えており、2008年の死亡者数は1万人を超えております。

女性の発症する癌としては、「乳がん」は発症率が最も多いといえるのです。

以下に現在まで発表されている年度毎の罹患数(病気を発症した人数)と、2004年度の年代別の罹患数をグラフでご紹介します。

年度別「乳がん」発症者数推移 (2004年度)

年度別「乳がん」発症者数推移

年代別発症者数 (2004年度)

年代別発症者数

初潮と閉経の年齢

初潮が早かった人(11歳以下)、また閉経が遅かった人(55歳以上)は、女性ホルモンの分泌期間の長さから発症リスクが高くなると言われております。

しかし発症要因はエストロゲンだけではなく、また自分でコントロールできることではないので、知識として覚えておきましょう。

家族歴・遺伝に関係したリスク

母親や姉妹に乳がんを発症した人がいる場合には、2倍近く発症リスクが高いとも言われております。祖母や従姉妹では割合は低くなりますが、通常よりは発症する割合は高くなります。

BRCA1、BRCA2という遺伝子が、乳癌や卵巣癌と関連していることが分かっております。他の癌と同様に「乳がん」にも遺伝により発症する可能性があるということです。

出産経験、初産の年齢

20歳前後で出産した人は、35歳以降に出産した人に比べ発症リスクは2分の1程度まで抑えられると言われております。

妊娠することでエストロゲンの分泌量は増えますが、プロゲステロンも同時に増えます。年齢と女性ホルモンが「乳がん」には最も関係が深いと考えられます。

飲酒と喫煙

厚生労働省の発表により、アルコールを飲むことで発症のリスクが上がり、飲む量が多い人程、「乳がん」になり易いということが分かっております。

お酒の主成分であるエタノールが分解される際に発生するアセトアルデヒドに発癌性があることや、女性ホルモンへの影響などによるものとされ、現在も研究が続けられております。

喫煙と乳がんの関連に関しては、現在も議論が交わされているようですが、他のガンへの影響を考えると「乳がん」でも同様に影響は高いと考えられます。

本人が吸わなくとも吸っている人の近くにいることで煙が体内に入ってしまう受動喫煙も影響があると言われておりますので、家族に喫煙者がいる場合も注意が必要です。

万病の元となる肥満

生活習慣病、メタボリックシンドロームなど、様々な病気の発症リスクを高める肥満は、「乳がん」の発症確率を高めることが分かっております。特に閉経によりエストロゲンの分泌量が減った状態でも、蓄えられた脂肪がエストロゲンと同様の効果をもたらすとされておりますので、注意が必要です。

女性にとっては見た目のスタイルや体重計の数字などで頭を悩ませられるのが肥満ですが、様々な病気の原因となりますので、歳を重ねても注意が必要です。

バランスの悪い食事

野菜や魚が中心の日本食(和食)から、肉や乳製品が中心の欧米食が増えており、それに伴って動物性脂肪を摂取する機会と量が増えています。

動物性脂肪はコレステロールの原料となり、コレステロールはエストロゲンから合成されます。

もちろん動物性脂肪もエストロゲン(女性ホルモン)は必要な成分ですが、バランスを保つということが必須となります。

運動不足も関係しています!

定期的な運動(週に2、3時間)をしている人の発生リスクが少ないということが分かっております。逆に考えると運動不足はリスクを高めているともいえます。

運動不足は肥満へと繋がりますし、運動をしないでダイエットなどをすると栄養バランスが崩れますので、若いうちから運動をするような習慣を持つことが大切です。

ストレスがホルモンに与える影響

月経と関係の深い女性ホルモンですが、ストレスにより生理不順になった人も少なくないと思います。ストレスによるホルモンバランスが崩れることで危険性が高くなります。

仕事で忙しく睡眠時間が削られたりし、生活が不規則になりがちな人は、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていると考えられます。

できるだけ生活習慣を正し、お休みの日には楽しみをみつけ、運動などによりストレスを溜めないようにしましょう。

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