乳がん(乳ガン/乳癌)の検診・症状・治療に関する正しい知識【ブレキャンガイド】
乳がんとは

「乳がん」のことをどれだけ知っていますか?

乳癌のことをあなたはどれだけご存知でしょうか? ピンクリボンキャンペーンやメディアのおかげで乳がんの怖さは多くの人に伝わっております。
それでも毎年多くの人が「乳がん」により命を落としているのが現実です。

知っておきましょう!! 乳房と「乳がん」のメカニズム

乳がんは乳房にできる癌のことをいいます。

乳房が脂肪だけで作られていると勘違いしている男性も、未だにいると思いますので、乳房の仕組みと共に乳がんとの関係をご説明します。

乳房の構造

赤ちゃんにあげるミルク(乳汁:にゅうじゅう)は血液から乳腺腺房により生成されます。乳腺腺房が集まった器官を乳腺葉と呼ばれ、樹枝状に伸びる乳管に沿って形成されております。1つの乳房は20ほどの乳腺葉が構成されており、総称して乳腺といわれます。

乳管は乳頭まで伸びておりまして、赤ちゃんにオッパイをあげることができます。

思春期になると卵巣が発達し、卵巣から分泌されたエストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響により、乳房に脂肪がついてきます。

乳腺は脂肪に守られておりまして、一般的にバストは9割が脂肪で1割が乳腺とされております。

乳管がんと小葉がん

乳がんの約9割は乳管から発生すると言われておりまして、「乳管がん」と呼ばれます。残り1割は小葉からできるとされ「小葉がん」と言われます。

乳管や小葉にて発生した癌細胞は、乳管の周りの脂肪などの組織まで影響します。約1割は乳管内に留まり、「非湿潤がん」とされます。

乳管や小葉を破壊し、周りの脂肪などの組織にまで癌細胞が広がった場合、「湿潤がん」となります。

多くの人は湿潤した癌細胞が固まりとなりできる「しこり」により、乳がんの存在を初めて知ることになります。

「湿潤がん」から転移へ

乳管や小葉に癌細胞が留まっている段階では、手術などにより癌細胞を除去することができれば100%完治するとも言われております。

「乳がん」が怖い病気とされているのは「湿潤がん」による転移の危険性です。湿潤癌は乳房内だけではなく、乳房の近くにあるリンパ管や血管に乗り、骨や内臓に転移する可能性が高く、症状が進むことで生存率が低くなってしまうのです。

シコリの無い「炎症性乳がん」に注意!

乳癌といえばシコリの有無での判断と考えがちですが、「しこり」のない「乳がん」の一種に「炎症性乳癌」があります。

乳房に赤い虫刺されのような湿疹ができ、短い期間で熱を持つ炎症が乳房全体に広がってしまい、硬化・腫れを伴うことから毛穴が目立ち、乳房がオレンジのようになってしまう病気です。

多くの場合はリンパ管から転移の可能性が高くなり、腋のリンパ腺にシコリを確認することができます。すぐに手術をすることができないという特徴があり、薬物療法により乳ガンの勢力を弱め、放射線治療や手術などによる治療を行う必要があります。

発症する割合としては全体の数パーセントとされており、乳腺炎と間違えやすいガンでもあります。症状が目に見える病気ですので、何か異常を感じた場合には医療機関にかかるようにしましょう。

  • <乳がんを知ることから始める>原因・症状や検診/治療方法など
  • <保険の有効性を知る>乳がん検診の費用・がん/女性保険の特徴など
  • <乳ガンに関するコラム>男性のケース・再発・自分で検診方法など